おむつかぶれ
おむつかぶれは、赤ちゃんの代表的な皮膚トラブルです。
かぶれがひどくなると皮膚がむけてジュクジュクしてきて排尿や排便の時に痛がります。
そのたびに赤ちゃんが大泣きしたり、排便をするのをがまんして便秘になってしまうこともあるので、できるだけ軽いうちに治してあげましょう。

自宅でできるケア・予防
- こまめにおむつ交換をする
- おしりふきで強くこすらない
余裕があればぬるま湯で流して、やわらかい布で押さえながら水分を取る - ムレを防ぐために、少し自然の空気に触れさせ肌をしっかり乾かす
- おむつをきつく締めすぎない
- ベビーワセリンやクリームなどの油分で膜(まく)をつくる
注意!受診の目安
カンジダ皮膚炎とのちがい
カンジダというカビが原因でかぶれることもあります。 おむつが直接触れていないくびれやしわの中にブツブツが出て うす皮がむけたり、小さな水泡や膿(うみ)をもった膿疱(のうほ う)ができる場合は皮膚カンジダ症かもしれません。
かぶれがひどくなったり、判断が難しい時はかかりつけの医師 に相談してみましょう。
軟膏やクリームの塗り方
多くの軟膏やクリームはステロイド外用剤のように擦りこまずに優しく伸ばしてあげます。これに対し、スキンケアに使用する保湿剤は優しく擦 りこむように塗ることで、より高い効果が得られます。
また冬は気温が下がり、軟膏が硬くなることがあります。硬いまま 無理に塗ると皮膚にダメージを与えるため、手のひらや手の甲に取って 少し温め、柔らかくなってから使用しましょう。