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お知らせ:第7回 コラムが掲載されました♪

*第7回 避妊(ひにん)について*

今回は望まない妊娠や性感染症をさけるためのお話をしますね。

コンドームという避妊の道具の名前はみなさん聞いたことがあると思います。
これは、薄いゴムの袋で、ペニスにかぶせて使用し、精液が膣の中に入るのを防ぎ、精子と卵子が出会わないようにして、妊娠を予防する方法です。
また、コンドームは膣とペニスが直接触れ合うことや精液の付着を防いでくれるので、性感染症の予防に最も効果的な避妊具になります。でも、女性の気持ちだけではどうにもならず、お互いの同意が必要な避妊方法です。破損や装着ミスによる失敗もあり100%大丈夫という確実な避妊方法ではないことも覚えておきましょう。

女性が自分の意思で避妊できる方法として、低用量ピルの内服があります。これは、ピルという女性ホルモンのお薬を毎日同じ時間に飲むことで、妊娠に近い状態にして排卵をおさえる方法です。避妊の効果は95~99%と言われていますが、飲み忘れがあると確実に避妊ができません。また、内服を始めるためには、産婦人科の受診が必要になります。そして、もう一つ大切なことは、ピルは避妊方法ですが、性感染症の予防にはなりません。
ピルの内服は「血栓症」などのリスクもあるため、ネットでもピルを購入することができますが、医師の診察をきちんと受けて購入することをおすすめします。
ピルは子宮内膜症や月経前症候群(PMS:腹痛、頭痛、イライラなど)の治療薬としても使われるお薬です。避妊だけに使われるお薬ではないので、ピルを飲んでいるから避妊をしているというわけではありません。

若い人たちが使える避妊方法は、性感染症も予防できるコンドームと女性が主体的にできる低用量ピルの内服ということになります。

避妊の失敗やお互いの同意のない性行為があった場合に使える緊急避妊薬(アフターピルもあります。詳しくはかごぷれ(URL)をご覧ください。

妊娠して出産するということは、人生を大きく変える一大イベントです。
コウノトリを呼んでいい最適な時期を考えながら自分を高めていくのも素敵なことですね。

鹿児島大学保健学科成育看護学講座監修

避妊についての詳細情報

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