無月経とは
無月経とは月経のない状態で、「生理的無月経」と「病的無月経」に分けられます。
初経の時期は個人差がありますが、98%の人が14歳までに来ると言われています。ですから15歳を過ぎても初経が来ない時は婦人科を受診してみましょう。初経のあった人でもストレスや過度な運動・ダイエットで無月経になることもあります。しかし、無月経を放置していると不妊や、エストロゲン不足による骨粗鬆症、プロゲステロン分泌を伴わないエストロゲンの持続作用による子宮体がんのリスク上昇、男性ホルモン過剰による多毛やニキビなどの原因となることがあります。3か月以上月経がない場合や不規則な場合には婦人科を受診してみましょう。
婦人科受診は怖いイメージや恥ずかしいイメージがあり、初めての受診は勇気がいりますが、無月経の相談の際には最初は小児科や内科受診と同じような診察と採血の検査等で、内診をいきなりすることはありません。自分の体のことを知って、将来を含めた心身の健康を自分で選択していきましょう。