「愛されたい」あなたへ
パートナーとの関係のなかで感じるいろんな思い。もしかしたらこれって相手も自分も傷つけることに…そんなことを考えて頂ければと思います。
好きな人やパートナーからすぐに返信がない、今日は予定があると言われて会えない、私だけを見ていて欲しいのに他の人と楽しそうに話をしている…こんなとき不安になったり、イライラしたり、ケンカになったりすることはありませんか。そんなあなたへ手紙をお届けします。
#1.「愛されたい」あなたへ
「愛されたい」・・・・と思うことはフツーですか?フツーじゃないですか?
「愛されたい」これは人である私たちの普遍的な希望かもしれないなあと思います。
「いやいや、私は愛されたくないし!」と思う人もいるでしょう。
けど、それはなぜですか?
これは「愛されたい」あなたへ、それから「愛されたくない」あなたへの手紙です。
まず、どうしてあなたは愛されたいと思うの?
「愛されたい」も「大切にされたい」も、安全が守られて、安心が守られているとしたら、それは十分に愛されている証拠です。
けど、足りないって感じているのなら、それは自分で壊しているのかもしれないね。
とても厄介なことに、安心って自分で壊すことができるのです。
「もっと愛されたい」「もっと大切にされたい」・・・。
この「もっと」お化けは勝手にどんどん大きくなってあなたを不安にします。
もっと、は「もっともっと」に増えます。
「もっと」お化けはあなたの「愛されている感じ」、安全と安心を脅かすのです。
けど、ちょっと待って!!あなたが最も望んでいることは何ですか?大切な人がいること?大切な人と一緒に過ごすこと?あれもこれもと思うのならあなたはすでに「もっと」お化けの餌食になっているのです。
自分を「もっと」お化けの餌食にするのはやめてみない?
最初の一歩として、相手のことを想う、大切にするに変えて行けると、ぐっと良い女になること間違いなし!!(そういう私も半世紀近くを生きるに至って未だ挑戦中ですが。)
またお手紙します。
鹿児島大学障がい学生支援センター
公認心理士 臨床心理士
今村 智佳子