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お知らせ:第14回 コラムが掲載されました♪

*第14回 思春期の体の成長

今回は男女のからだの成長についてお話します。

思春期と呼ばれる第二次性徴期は、男の子の場合、9~11歳ころから男性ホルモンのはたらきによって、ペニスや陰嚢(いんのう)が大きくなったり、ひげや陰毛(いんもう)が生えたり、声が低くなったり、精通(せいつう)が始まったりします。そして、筋肉量も増えてたくましい体つきへと変化していきます。

女の子の場合は男の子より少し早く、8~10歳ころから女性ホルモンの働きによって、皮下脂肪がつきやすくなり、丸みをおびた体つきになります。乳房(ちぶさ)が発達し、陰毛(いんもう)やわき毛が生え、初めての生理がおこるなどのからだの変化が起こります。

この体の変化は、小学校高学年から一気に変化する人もいれば、高校卒業の頃までにゆっくり変化する人もいます。この頃の発達は男女ともに個人差がありますから、他の人と比べて焦(あせ)る必要はありません。何か心配なことがあったら、信頼できる大人に相談してみてください。

また、乳房が発達するのは女の子ばかりではありません。恥ずかしくて言い出せない子も多いですが、中学生で胸が張れて痛くなる男の子は結構います。それは男の子でも女性ホルモン(エストロゲン)が分泌されるからです。エストロゲンは肝臓で分解されますが、大量に出ることで肝臓での処理が追い付かず、胸が張って痛くなることがあります。男がお乳が大きくなるなんて、「ぼくは実は女性だった?」「痛みもあるし、もしかして乳がん?」と、悩む人も少なくありませんが、二次性徴期がすぎると自然に良くなっていきます。

相談しにくいかもしれませんが、意外と友達も同じような悩みを抱えているかもしれません。1人で悩まずに相談してみてくださいね。

鹿児島大学成育看護学講座監修

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