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お知らせ:第4回 コラムが掲載されました♪

からだのことば:女性編

今回は、女性のからだの話をするときによく使うことばについて、お話します。

女性の生殖にかかわる話をするとき、(ちつ)、子宮頚管(しきゅうけいかん)、子宮(しきゅう)、卵管(らんかん)、卵巣(らんそう)ということばがよく使われます。
図にもありますが、膣はからだの外から子宮へつながる道になります。出産のときには赤ちゃんが通る道にもなります。そして、子宮の入り口を子宮頚管といいます。ここにできるがんが子宮頚がんです。

子宮はみなさんご存じのようにいのちを育むところです。
子宮の内側には子宮内膜があります。
性教育では赤ちゃんのお布団という言葉で表現されることがあります。
子宮内膜は、約1か月間のホルモンの変化によって、厚くなったり、はがれて月経血として流れ出たりを繰り返しています。

子宮体がんは子宮体部にできるがんで、子宮筋腫はここにできる良性の腫瘍です。
子宮から卵巣までのびているのが卵管です。卵管は卵巣から排卵された卵子が子宮へいくまでの通り道になります。受精もここで行われます。
子宮外妊娠ということばがありますが、受精卵が子宮以外の卵管に着床して起こることです。
最後は卵巣です。2つの卵巣それぞれに原始卵胞があります。生まれてすぐは約200万個があり、月経の始まる思春期の頃には約20~30万個あるそうです。

若い女性に多い多のう胞性卵巣症候群とは、卵巣内で男性ホルモンの分泌が増加することで卵胞(卵子を育てる袋)の成熟に時間がかかり、排卵しにくくなる病気です。無月経や不規則な月経周期になり、長期間放置していると妊娠しにくくなるといわれています。
卵巣にもがんができることがあり、卵巣がんと呼ばれます。

女性に特徴的な臓器ですが、女性特有な病気とも大きく関連しています。
何か気になる症状があれば、信頼できる人に相談し、早めの受診をおすすめします。

鹿児島大学保健学科成育看護学講座監修

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